昨日、危うく指を失うところだった。 会社で使ってる機械に、指を巻き込んでしまって、爪と肉の間に血が溜まり、そのせいで爪が真っ青になり、爪自体は真っ二つになった。 そのお陰で、指自体はちぎれたりせず、無事だった訳だが、 なんでこんな事故を起こしたのか、今日1日、欠勤して考えてた。 焦りと、苛立ちと、不満が原因だと思った。 先月末に、人間関係のトラブル(喧嘩を売られた側)になり、人との距離や関わり方、そもそも何故、私が他人のご機嫌取りをさせられ、挙句、八つ当たりをされなければならないのかと、ずっと不満を抱えていた。 寝不足になるし、SNS上の出来事だったから、フォロワーとの関係も険悪になるし、更に悪口が広がってるだろうと不安が不安を呼んだ。 その不安は、スマホ依存症を加速させたし、寝不足と相まって、仕事の集中力を削いだ。 本来なら、私情を仕事に持ち込んだ状態の自己管理能力の欠如を早急に気付き、改善する必要があったのだが、 それさえ気付かないほど、私にとっては重篤な被害だったのだと思う。(結果的に、指を失くす危機に瀕したので、相当なストレスだった事だけは、譲れない) 相手が悪いと、今のとこ誰に話しても言われるのだが、それはトラブル上の善悪であって、 社会的に見た場合、極小数の友人しか居ない上に、関わる人間からこうして粗末に扱われる私と、 恐らく沢山の人間に囲まれているであろう相手では、トラブルの善悪ではなく、社会的支援者の多数決によって判決が下るわけで 往々にして、私は社会的に言えば「被害者ヅラした悪人」となった訳だ。 個人的に、これが一番精神的な負担で、私は相手に不快にさせて申し訳ないと詫びも入れている。 しかし、それが相手を付け上がらせたのか、突然、被害者は自分であると吹聴し、周囲から同情を買っていた。 その過程で、私への批判が湧くのは当然なのだが、その意図はなかったというのが相手の言い分だ。 こんな相手だったので、正直、私自身も当たり屋のそれと変わらないじゃないか、と思っているし、友人達もそうだと言ってくれたので、 本来なら、これで私も満足していればよかったのだと思う。 だが、こういうモラル・ハラスメント的なものの被害者なら経験があると思うのだが、トラウマや怨恨となって、中々消えてくれない厄介な性質があり、この問題の一番の難点で、私の事故は主にこれのせいなのでは？と思っている。 それこそ、社会的(第三者目線)から見て、どんぐりの背比べな話かもしれないので、お互い様という結論に至るのが、私は好ましいと思っている質で、 勿論、私が被害者だったという結論になり、相手がトラブルを秘匿するのも、私から見ればトラブル以降の被害が無いので、非常に助かる。 しかし、今回はこの二つ以外の最も最悪な経過を辿った。こういう、害性の高い振る舞いをする相手に関わってしまった私の落ち度ではあるのだが、本当に納得がいかない。 こんな不満を抱えて、仕事に行くこと１ヶ月。やはりと言うべきか、作業はとどこおるし、効率も落ちる、ミスは増えるし、睡眠不足から居眠りをする事もあった。 理由が会社で筒抜けになっていれば、まだ理解を得られたかもしれない。 弊社は、人間として未熟な私ですら受け入れる、とても人間性が高い集団なので、私がもっとプライベートをさらけ出していたら、マジで相談に乗ってくれる人が居たかもしれない。 しかし、私も私で、誰にも言わなかったし、今後も誰にも言うつもりは無い。 それ故に、会社ではただミスやトラブルの多い不真面目な人間だと思われている訳で、 そういう人間が仕事の効率を下げていれば、周囲は良く思わない事も、考えなくても分かるはずだったのだが、 まぁ、そんな事すら頭から抜けるほど、私は悩みで一杯になっていた結果、指を失くすとこだったという訳だ。 モラハラって良くない でも、私情で仕事に集中出来ないのも良くない 私情は自分で処理しきらなければならないし、会社や他人には関係ない。 自分にとって趣味や娯楽だった場所で、冷遇される事になり、常に不安や不満を抱える状態が続いて、正常な判断が出来ないほど狂っていた。 でも、それすら自己責任だろ。 １ヶ月以上、ずっと葛藤しながら、根本の問題と、プライベートの冷遇やら、色んなものを抱え込み過ぎていたように感じる。 正直、そりゃこうなるわな、と怪我した後思った。 自分ならそんな事ならないって思う人は、沢山いると思う。だけど、原因のトラブルみたいなのは、私のようなストレスに弱い相手を選んで、我の強い相手が招く事なので、恐らく根本的に違う。 彼らはちゃんと馬鹿にする相手を選んでる賢い猿なので、どうか、そんな猿と同じレベルで物事を捉える人が、この文章を読まなければいいなと思う。 色んな事が重なった結果で、私にも問題はあった。そこは、自分でも直さなければならないし、直ぐに表面的でいいから行動を取り繕わなければならない。 今、私が生きる、世の中や大人というカテゴリーは、こういう人間の感情の無い世界なのだと、今一度、頭に叩き込まなければならないのだと思う。 もっと子供のまま、自分勝手に、他人に自分のご機嫌取りをさせるような阿呆だったら、こんな事で悩んで、怪我なんてしなかっだろうし、 本当、厄介な相手に遭遇してしまったなと思う。 このトラブル相手が、歳下だったらまだ可愛かったのに、最低でも3つは上なのだから、溜め息も出ない。 老人の子供がえりや、高校生・大学生に起きる自分達がもっとも優れていると感じる有能感は、脳や意識の錯覚で、 他人より優れている事をひけらかしたり、自分の方がという視点を持った時点で、何かしらの先入観や偏見を持っている。 それは、自分の立場を誤認しているという欠陥の一つで、それ故に人間は完璧では無い、というのが私の好きな考え方のひとつだ。 自信は他人を見下す事や、自分が採点側になる物ではなく、相手に自分の能力を適切に伝えるための感覚でしかないし、 知識(学力・IQ)と知性(教養)以外にも、最近はEQという概念が増えた。私はこれも好きだ。 是非気になった方は調べて欲しい。新しい概念なので、私はまだ日本語に落とし込めないが、私が大切にしているのは、EQなのだと、最近思う。 知識や知性に富む人でも、EQがかけている人によく遭遇する。彼らは、学力が高ければ、賢い選択をする人間になると考えているような気がしている。 これ自体が、私とは相反する意見なので、学力を一番の長所だと言う相手は、私が関わる相手だった場合には、注意が必要なのだなと、今回の件で学んだ。 もしかしたら、本当に学力が高く、知識も知性も併せ持つ人であれば、EQも高いのかもしれない。分からないので、万人に応用出来るとは、勿論思っていない。 ただ、もしも今後関わる相手が、歳上や学力を自慢にしている人、自分が私より優れていると思う人、では無いといいなと切に願う。 指を失う程、悩んでいた事が一朝一夕に消える事は無いので、こうして吐き出して、少しでも消えてくれればいいな、と思っている。 明日からは、指を庇いながら仕事しなければならないのに、まだ早く寝る事をしない辺り、私はそうとう学習能力に欠けてるか、未だに引き摺っているし、この両方だ。 生きるのって大変だ。おやすみなさい。