懇親会で、私は泣き出してしまった。 その日、私は残業をしていて、懇親会を1時間遅刻した。新入社員のはずなのになんで残業してるんだろうと思いつつ、残業しないと終わらないよなとも思った。その週は残業続きで仕事が終わった時あまり喋る元気は残っていなかった。 遅れて懇親会に参加した。初めて話す人も多い中で、隅でごはんを食べていた。 そこで、初めて他の部署の上の人と話した。 私「遅れてすみません」 上の人「君なんで遅れたの。懇親会あるって二週間前からわかっていたよね？君の上司は懇親会あるって知ってるよね？誰なの、残業しろって言ったの？どうしてもそれは今週やらなくてはいけなかったの？」 今思えば確かに心配してくれている内容だった。「いやー、すいませんでした、気をつけますね」と言えばそれで終わりのことだった。真に受けず、本意を取れていれば、優しい人なんだなぁと思えたはずだった。 でも、私は、泣いてしまった。色々込み上げてしまって、わけもわからず泣いてしまった。 どうマネジメントすれば残業しなくてもよかったのか。懇親会もう参加しなくていいかなと参加したかったはずなのに何処か諦めていた、企画していた人に参加すると言いながら。新人だからなかなかスムーズにできなくて労力を先輩にかけているのも、先輩がいつも夜遅くまで働いているのも。かといって早く帰った時に家で何かやることも思いつかなくて、勉強したいなぁだなんて世にもびっくりな発想をしている。そういう意味で残業は暇つぶし的な意味もあるかもしれない。 でも、それは多分QOLとして、あまり健全ではないのも感じている。仕事を自分も楽しく終わらせるためにどうすればいいのか。確かに飲むということへの気合もマネジメントも足りなさすぎる。 というわけで、私は飲み会中に泣き出し周りを困惑させた。疲れているから仕方ないにしても周りはもっと仕事をしている人ばかりだから、単にマネジメントの不足な気もする。 真に受けずに、責められていると思わないにはどうすればよかったんでしょう。