視線が怖い
先生の目、母の目、道行く人の目、自分の目も、全てが怖いです。
私に向けられる視線が、それを感じ取る私の眼球が死ぬほど怖いです。
誰も何も思ってないだなんて言うけど、そんな訳ない。
きっと私が不細工だから、勉強が出来ないから、期待に応えられないから。
その怖い視線には心当たりのある因果があって。
だから視線が怖いと感じる訳で。
理由のない怖さじゃない。
最近度数の入ってないコンタクトを買いました。ぼやけてたら他人がよく見えないし、視線も怖くないんじゃないかなって。
ぼやけた視界の中にみんなの冷たい突き刺すような視線は私を貫きました。意味なかった。
幼い頃に見てた母の優しい目も道行く人のきらきらした目も私の眼球も
もうどこにも存在してないんだと思うと。