付け焼き刃だけど最近哲学に触れてみていて、好きな言葉が出てきた。「不安は自由のめまいだ」 キルケゴールの言葉。
自由になりたいと人は願う。高校を出るまでの私もそうだった。毎日親の支配下って感じだったから。
一方で、割と自由に行動できる日々を過ごしていて、自分を引き止めるものが何もないと、自由の副作用的な感じで、人間はどこか不安になってしまう。そういう言葉らしい。
20歳を過ぎて、お酒も飲めるようになって、勉強はするけど時間は幾らでも作れて。バイトしたり恋人作ったり部活メンで夜にドライブへ出かけたり。自由が増えて数年経った。
でも将来の夢とか持てなくて、全然嫌いではないな、役に立ちそうだなって思う分野をとりあえず勉強してるけど、今の私は何にでもなれそうで、何にもなれなさそうで。生きてる意味ももうずっと分からないし。これが自由のめまいなんですかねえ。
やっぱり何かしらの制限はある程度必要ってことなのかな。
ある種「将来の夢」ってのも、自分はこれだ!と自分に自分でかける制限みたいなもんなんだろうな。そのうち見つかるのだろうかね。夢。全然人生に希望ないんだけど。