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自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.クロノスタシス
4ヶ月前
【自分の特技聞かれるの辛いwねえよ、んなもん】 アイスブレイクとして特技や趣味を聞かれる。とりあえず絵が描けるとか言ってるけど、上には上がいることを考えるとなんか嫌になる。 そんなの気にしなければいい話だって?そうできればいいなあ。でも「言ったな?じゃあ結果出せよ?」みたいな周りの圧というか、それが嫌なんだよな。高校生の時のある日の美術の時間。デッサンをしていて先生に褒められた。でもその直後に「自称、絵が下手な人」である友だちのすごく上手い絵を目にした先生は明らかに褒め方が変わった。 その時は「あの子謙遜してるけどやっぱりすげえ上手いんだな、もっと自信持てばいいのにな」と思った。それと同時に「あの子はあのクオリティで下手と言うのに私はこれで?」と思った。 能ある鷹は爪を隠すというか… 友だちを褒めりゃ「そんなことないよ」どころか「君の方が…」である。私もおなじ立場だったら同じ言葉を返すかもしれないが、言われてみるとすごく複雑な気持ちになった。 その後先生は、生徒が提出した絵の中から彼女自身がすごく上手いと思った絵を3、4枚選んで、皆の前で比較しながら発表した。私の絵はそこにはなかった。 先生はまた友だちの絵を絶賛していたし1番気に入っていた。そして、私の絵は「すごく上手い絵」ではなく「上手い絵」として紹介された。その時先生は明らかに口数が減っており友だちの時は「すごく濃くて濃淡の付け方が丁寧で構図も面白いですね、この影はどうやったのかな?指でぼかしたのかな?遠くから見てもこの迫力ですね」とか言ってたのに対して「はい、なかなかよく描けています」だけだった。 上には上がいるのは事実だ。でも上と比較されると、絵が描けるという個性が薄れる気がした。みんなの前で紹介されたくなかった。「アイツ(友達)の方が上手いじゃん!『絵が描ける』って言う割にこれかよ」って思われるのが嫌だった。 さらに上手いと思った人の絵にはコメントを書いた付箋を貼るというアクティビティが設けられ、友だちは画用紙に収まりきらないほどの量を得て、私は1枚も得られず終わった。 趣味や特技の話ではないが、実際小学生の時にそれっぽい事を言われた。 ノートの表紙にペンで絵を描いた。すると「○○ってテストで良い点とってる割には馬鹿なんだな、ノートの表紙に絵なんか描いちゃダメなのに」と男子数人と先生が話していたのが聞こえた。ノートの表紙に絵を描くのがダメな理由は私には一向に分からなかった。ノートの中に絵を描くのがダメというのは分かるが…。 また、英会話教室に通っていた時期に、「英語を学ぶのが好き」と言ってみたことがある。すると「なにか喋ってみてよ、書いてみてよ」と言われて、ある程度の結果や証拠がない限り言いたくないなと思うようになった。それ以降特技や趣味を言う時は「ありません」は言えないため「絵を描くことかもしれない」と言うようにしている……
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