息子の夢を見た。
一番辛い夢だ。
私の中での息子は小学四年生のまま止まっている。
もう何年経った?
息子の成長を見ることも出来ず、たくさんの時間が流れた。
夢の中の私は、まだ幼い息子に必死に訴えかけている。
「何でかーちゃんのところへ来ないのか」
夢の中の息子は、私の元へは来ないと言い続ける。
私の想いは届かない。
苦しくて、苦しくて…。
何度も同じ夢を見る。
その都度私は苦しむ。
息子を奪われた…。
悔しくて仕方がない。
もう幼い息子はどこにもいない。
大きくなっている息子は今何をして過ごしているのだろう。