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自由
サモーン
6ヶ月前
何処へも行かない夜汽車に乗っている。 それほどまでに自分がどこへ向かうべきか、方向すら分からないときが続いている。 窓を過ぎる煤すら見えない。夜星ひとつない静かな夜に、似つかわしくない汽笛が高々と響く。真っ暗な車内でポツリと座る、私。
ひとりごと
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