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自由
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6ヶ月前
久しぶりに息子の話をした。 もう平気で、大丈夫だと思っていたのに、声が少し震えるし、小さな息子の写真を見て涙がポロリと落ちた。 たまに人にこう聞かれることがある。 「息子に会いたい?」 こればっかりは経験した人でないと理解出来ないかもしれない。 会いたいとは言えない これが私の答えだ。 何でだとも問われる。 それは息子にとっては私は、息子を捨てた母親でしかないからだ。 もちろん、そんなつもりは一切ない。 息子が世界一大事で、息子のためなら死ねる。 それぐらいの気持ちがある。 しかし、息子にとっては知ったこっちゃないのだ。 そばにいて欲しい時にそばにいなかった母親、むしろ他人同然でもあるかもしれない。 「そんなことはないはずだ」 と誰が言える? 一番辛い思いをしているのは息子のはずだ。 なぜ、私が「会いたい」と言える? 「会いたいと思ってくれるよ」 なぜ、そう期待が出来ようものか。 私ただ願うばかりだ。 元気でいてさえいてくれれば、それでいい。 ただただ… ただただ… そう願う。 私も愛する息子と離れて充分苦しんだ。 もがき苦しんだ。 気が狂うほどに。 それでもあなたは私に 「息子に会いたい」 と聞けますか?
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