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自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.nanakoa
6ヶ月前
メイクなんてする必要ないって思ってた むしろ余計に不細工だろうなと 鏡を見ることすら嫌だった 目線はいつも下ばかり キラキラして喋り歩く 同性を見て溜息の毎日 『自分もいつか堂々と歩きたいな』 小さく呟く私の声に届く者は 誰1人居なかった せめてもの温もりが欲しくて 色んな人と出会ったとて 心が満たされることもなかった あぁ、自分の人生なんかこんなもんだ いっそ…もういいよね そう思った矢先にあなたがいた 「会う約束したんだから会おう」 誰でも言えるような、あなたの言葉 はぁうざいな。ほっといてよ。 涙浮かんだあたしはそそくさと 待ち合わせの駅前に向かった あれからもうすぐ2年 あなたと共に暮らすようになり 共に生涯を過ごすことを選び 続けたかった仕事は辞め 新たな道を歩もうと 今までしたくても出来なかった事を 成し遂げようとしているあたしが居る この先の不安は誰も拭えない だからこそ、私が私の世界を変えるんだ 今を精一杯に生きてやるんだ
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