死について、考える時がある。
その時はいつも、大体暗い部屋。
そして静寂の中で黙々と、見えもしない将来を今の自分に当てはめて考える。
そうしてまた、希望がないと孤独に嘆く。
どこに行っても、誰といても、何をしていても居場所を感じられない弱い自分が、あるかどうかも分からない明日ですら矮小化する。
それがあと何十年か続くのだろうと思い、目を瞑って、見えていた暗闇すら見えなくする。この瞼の裏に映った今が、おそらく死というものなんだろうと勝手に結論づける。
だからいつでも自分という存在は、生きているのか死んでいるのかも分からない。いや、どちらであっても所詮は同じだろう。
それほどに無力ならば、ここまで死について考える意味なんてないじゃないかと諦める。
ちっぽけで短い人生なのだから。大したことも成せない私なのだから。
ここまで自己卑下をしても、恐怖を感じることに憤りを感じて眠る日々。生き地獄。