母親が3回くらい聞かせてくれたエピソードで
「出産時に看護師さんから言われてムカついた心無い言葉」。
女の子なのに、お父さん似ね〜。カワイソウに〜。
わたしは何を感じることもなく、フーンって聞いてて。
医療従事者の人って、やっぱ人間性 低い人 多いよな〜って
くらいの感想しか抱かなかった。
その言葉に。母親でなく。
“ わたし自身が ” 傷ついていたのだと。
いまやっと気付いた………、、、、
「父親」といえば、わたしにとってブスの象徴だ。
顔もブサイクなら、性格もブサイク。体型もブスだ。
人間性も低いし、態度も悪いし、言葉も悪い。
“いいところ”がひとつもない生き物。それが、父親だ。
そんな父に似て産まれてきたってことは、
わたしは、宇宙一ブス、ってこと。
おかしいなー、って思ってたんだ。
小学校のクラスメイトからも、友人からも、
通りすがりの人からも。
「ブス」だなんて言葉、一度も言われた記憶がないのに。
なぁんでわたしは、
自分にそんなレッテルを貼ってしまってるんだろう……?って。
言われてたんだわ。赤子のときに。
それも「母親」から言われてるんだわ。
『おまえは他人から見るとブスなんだぞ』
って。
赤子のときなんて………人間がいちばん「かわいい」時期じゃんさァ…………
おかわいそうに………そんな時期をわたしは「ブス」として過ごしてきていたんだね。
ブスに産まれた生き物が、ブスじゃなく育つわけがない。
わたしはそう思ったんだね…………