「生きていてくれるだけで十分」
「息してくれてるだけでえらいよ」
実の両親に言ってほしかった言葉を夫がくれる。涙が出るくらいに嬉しい。
本当は実の両親にもそう言って欲しかった……ずっとそう思う気持ちがある。
夫にそう零せば、その気持ちは当たり前だよ、とまた肯定してくれる。
愛着障害拗らせて、元々の愛の形も多分歪んでて、もの凄く面倒くさかったはずなのにずっと好きでいてくれて、今は抱き締めて静かにしてるだけで「オキシトシンが出て眠くなる〜」と笑ってくれる。
歪みに歪んだ精神はなかなか戻らない。
小学校3年生から抱いていた漠然とした死にたいという願望はまだ消えない。この先も多分、引きずったまま。
それでもいいよと言ってくれる貴方にいつも感謝してるよ。
今までのつらいこと、悲しかったこと、全部貴方に会うため必要な痛みだったんだよ。そう思えるよ。