お話の詳細
自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.クロノスタシス
8ヶ月前
私が体験してきたこと 学校編② ※急に本編(?)が始まるので、これを見る前に【私が体験してきたこと 学校編①】を見て登場人物や前書きを確認してください。お願いします。 ★小学4年生 この頃の私は病んでいました。毎日ボーッとしていて、〇ぬことばかりを考えていました。「自殺」という言葉を反芻して毎日を送っていました。 さておき、4年生の頃にあった嫌なことを話します。金曜日の3時間目辺りに毎回やってくる、外国語の時間。私が1番得意な科目の授業です。そこでは他の授業以上に手を挙げてました。勿論降谷に怒られますが。 その日は、「なりたい職業」を学習していて(policeとかfirefighterとか)、ALTが「Let's play a game!」と言いました。ルールは超簡単。ALTが小さい紙切れを1人ずつに配っていきます。そこには全8種類くらいの職業のイラストのうちどれかひとつが印刷されています。そしてALTが職業カードをシャッフルして誰かをテキトーに指名し、指名された生徒がALTからカードを1枚引きます。そのカードに描かれたイラストと同じイラストが印刷されている紙を持っていた生徒がシールを貰えるという運ゲーです。 しかし、実際は運ゲーではありませんでした。なんと、ALTのカードは紙の性質のせいか、イラストが透けていたのです。つまり指名された生徒は、必ずシールをゲットできるのです。23人中なぜかミュージシャンの紙を持つ生徒がクラス9人くらいいて、最悪なことに、指された生徒はほぼその9人のうちの誰かでした。ミュージシャンばかり当たるので、ALT以外は指名された奴らがわざとカードを選んでると気づきました。 そして…ゲームを進めるにつれて、ミュージシャン以外の職業を持つ子の中に不機嫌になる子がチラホラ出てきて現場の空気は悪くなっていきました。そんな中、カードを引く最後の1人に私が選ばれてしまいました…。ちなみに私はミュージシャンではないのでシールは貰ってません。じゃあ私の職業を…とはなりませんでした。シールを貰いに行くミュージシャンメンバーを見て気づいたのです。イジメンジャーのほとんどはミュージシャンだと。もしここでミュージシャンを引かねば彼らに文句を言われるのは決まってました。しかしミュージシャンばかり出ているこの状況を打破したい気持ちもありました。とはいえ、ミュージシャンではない残り7種類の中でどれを選ぶのが正解なのでしょうか。あまりにもミュージシャンばかり引かれているので、他の職業についてはどの職業が何人なのか分かりません。まごまごしているとイジメンジャーに急かされました。 そして引いたのは、ミュージシャン…。私は結局「もうこんなにミュージシャン出てるんだから良いでしょ」と開き直って引きました。すると不機嫌になっていた他の職業の子たちが「マジでふざけんなよ何で一回も当たらねぇんだよ!」と嘆いたあと「〇〇ちゃんがコレ引かなかったせいじゃん!!」とか「〇〇ちゃん、最後くらい違うの引いてよ空気読めないの!?」と口々に私のせいにし始めました。イジメンジャーの中でミュージシャンじゃなかった茜。すごく私に怒ってました。 更には「奏ちゃんがミュージシャンだったから引いたんでしょ!」という輩まで出てきました。カード1枚引くのでこんなに言われるクラスにもう嫌気がさしました。後ろで見ていた担任が「〇〇さんのせいではありませんよ!」と言ってくださったものの、病んでいた私にはなんの励みにもなりませんでした。そしてこの頃から授業中に挙手するのを控えるようになりました。 もうひとつ。理科の実験キットでコイルで磁石を作る?みたいなのをやっていたある日のこと。チャイムがなっても片付けないで楽しんでいた私に「もう終わりだよ」と島崎が言いました。「あーあもうちょっと遊んでたかったのに」と思いつつ黙っていたら急に島崎が「うわあ最低だ!」と言い残りのイジメンジャーを招集しました。何が何だか理解できなかった私は気がつけば彼らに四方を囲まれていました。 そして島崎は「コイツ俺が注意したら舌打ちしてきたんだけど!どう思う!?何か言ってやれよ!!」と言いました。私は「やってないよ」と言いましたが誰も聞いてくれません。呼ばれた子たちの中には、比較的マトモだと思っていた男子、健太がいました。彼は「舌打ちなんて最低だぞお前」と言い詰め寄ってきました。私は誰も信じてくれない悲しさに胸が張り裂けそうになりながら、黙って皆の「お前ひでえな」とか「性格終わってる」とかいう主張を聞いていました。島崎は嬉しそうでした。 ショックだったのはここから。そこに奏がやってきて、何があったのかを聞くと島崎は「コイツが舌打ちしたんだ、俺はただ片付けをするよう言っただけなのに」と言いました。私は勿論無実を主張しようとしたのですが「ねぇ、〇〇ちゃん、それはどうかと思うよ」という発言で「ああ、信じてくれないんだ」と感じてもうどうでも良くなったのです。 今度は、バレーボールの授業での話をしますね。ある日、体育でバレーをやることになりチーム分けを行いました。私は降谷と島崎、その他2人と一緒になりました。まず島崎が「うわあ最悪〇〇と一緒かよ負けるじゃん」と言いました。「はいはい、すいませんね」と思い、「いつも通りの性格だなあ」と流してました。 私はボールに対する恐怖心もすごい上、オーバーとアンダーをしっかり理解できてなかったのでバレーボールも下手くそでした。チームごとの練習時間になった時、円になってパスし合ってました。私はただでさえ上手くないのに、時折来る早いボールにビビって手が出ませんでした。するとそれを見かねた降谷が「ねえ〇〇ちゃんやる気あんの!?もう俺やりたくないんだけど!!ボール全然違う方向に返すし、たまにビビるし返すの遅いし!上からのやつは全然ボール追いかけられないし!!マジでやる気失くしたわ!」と怒鳴りました。 すると彼はいきなりボールを私目掛けて投げてきました。思いっきり横腹に当たり、私が困惑していると、さらに彼は全力で私目掛けてボールを当ててきました。少年野球チームに所属している彼のボールなど私からすると見ているだけで怖くて、今度は私の腰に当たりました。結構痛くて動けないでいると「ほら!!全然手が出ない!ボールを見てすらいない!オラッ(また投げた)、怖がりすぎだろ!!ほんとムカつく!オラッ(投げた)」と言われ、次々に腕や脚や頭や顔にボールを当てられました。島崎も「やる気ねえんだよこいつ」とか言いながら少し参戦していました。泣きそうな私が先生に目をやると、先生は全く気づいてない様子でした。 後日私は月末アンケートで「あなたは今月いじめにあったり、いじめを見かけましたか?」という欄にそのことを記入しました。そして即先生に呼ばれて事細かく事情を話しました。先生は「え、そんなことされたの!?」と言うので「はい、運動音痴な私も悪いんでしょうけど…流石にボールを何回も何回も当てつけてくるのは傷つきました。降谷に関してはわざわざカゴのところにボールを取りに行って投げまくるんですよ。どうにかできませんか」と話すと先生から「先生も手に負えないから、彼らがお子ちゃまだと思ってあなたが我慢してね」と言われて終わりました。 ★小学5年生 ※お食事中の方は読まないことをオススメします。 まず、「フケ事件」と私が呼んでいる出来事について話します。私は小さい頃から、何かを考える時に頭をかく癖がありました。ある日の休み時間に頭をかいているとフケがパラパラ落ちてきました。当時の私は「ん?なんだこの塩みたいなの」と思い、一心不乱にかいてみました。まあ学校でやらないのが普通ではありますが、どうせ私に興味あるやついないんだし誰も見ていないだろ、と思っていたのです。 しかしすぐに犬山に見つかりました。彼は「おい!ちょっと来てよ!見て見て見て見てコイツ頭汚ぇぞ!」とイジメンジャーを招集し、机上に少したまったフケを見た彼らは「うわあこんなに出るのかよ」と言いました。そして皆その場で俺なんて全然でねぇぞと言いながら俯いて頭を掻き始めました。私は彼らを見て、頭を思いっきり掻くという目立った行動をした自分を強く恥じました。最終的に彼らに「お前普段から頭洗ってないだろ」と言われ「え、洗ってるよ」と言いました。 私は小さい頃からずっと、2日に1回洗ってました。彼らは「毎日洗うのが普通だよ、毎日洗えば出てこないよ」と言うので「なるほど、あの塩みたいなのは汚れか。毎日洗えば出てこないのか」と思いました。しかし、毎日洗ってもシャンプーを1日2回にしても、1度に使うシャンプーの量を増やしても改善されることはありませんでした。そして彼らは、その日以降、休憩時間になると私の所へ行き「お前頭かいてみろ」と言うようになったのです。渋々従えば出てくるわ出てくるわ。そして私は「相変わらず汚ぇな」とか「よく洗わないでいられるな」とか言われ、遂には「フケ女」と呼ばれるようになりました。 ある日、泡を洗い残したのか、いつもよりフケの量が多く、さらには大きなフケもある状態になっていました。頭をかいていなかった私はそんな事を知らずにいると、1人の女子がやってきて「〇〇ちゃん、お砂糖みたいなの頭に沢山あるよ」と言いながらひとつひとつ摘んで取り除き始めたのです。「お砂糖」という言葉を脳内で反芻しながらその優しい手つきを肌で感じていると、犬山らが来て「ああ、それフケだよ。ソイツ頭洗ってないから汚ねぇの」と彼女に言い放ちました。彼女は優しい子だったのでもし私が不潔だと思われたらと怖くなりました。とりあえず「いや、洗ってるんだけどさ…どうもフケが出てきちゃってね。洗い足りないんだろうな……」というと彼女は「じゃあシャンプーが合わないのかもね!変えたらどう?」と言いました。私は驚きました。それで改善する余地があるのかと。そして家に帰るとすぐに母にそのことを伝え、即買いに行きました。すると、私のフケの量は圧倒的に改善されたのです。今でもそのシャンプーを使っています。 お食事中にも関わらず読んでくださった方、もう大丈夫です。お騒がせしました。次は、「水泳事件」です。小学校の体育ではなぜか1つ上の学年と合同授業をする時がありました。勇気が出ないせいで泳げず水中散歩をする私を見た1人の先輩が「お前だけズルしてんじゃねぇよ」と言いました。さておき、6年生の先生は私が明らかに怖がっているのをみて、私に「自由時間になったら、浮く練習しよう」と言いました。その先生は関わったことが全くなく、結構男勝りと称されていたので何をされるのか不安でしたが、優しく丁寧に教えてくださいました。 私はまず、プールのへりに捕まって浮くように言われました。それさえも怖かったのですが、先生の優しいサポートがあったおかげで安心してできました。次に、「先生と両手を繋いだ状態で浮いてみて」と言われました。怖がっていると「プールの壁に足の裏が着く状態なら怖くないでしょ」と言われ、確かにと思い、腹ばいで両手を繋いで浮く状態まで持ってこれました。すると先生が「じゃあプールを歩くから力を抜いてね」と言うので、また父みたいに途中で手を離されないかと思い泣きそうになりましたが「絶対に離さないから。力が入っていると上手く浮けないの。先生に体を預けて大丈夫」と言われてすごく安心できました。少しでもできると先生に褒められて嬉しくなっていると、今度は「じゃあ背中で浮く練習もしよう」と言われました。プールの底を見ないのは本当に怖かったのですがそれでも先生は優しく支えてくれました。 しばらくすると私は先生に手を取られながら、嬉しさいっぱいで空を眺めていました。すると飛び込み台にしゃがんでプールを見下ろしている数人の先輩たちがゴーグル越しに見えました。彼らは何をしているのだろうと思っていると「先生(私を支えている)、ママみたいだね」と言って笑っている声が聞こえました。先生は「確かに」とテキトーに返事してました。するとわらわら先輩たちが集まって来て、「小さい子とママの練習を見てる感じ」だとか「小5になって今更浮く練習www」とか色々聞こえてきました。先輩たちに「何してるの先生?」と聞かれると先生は「浮く練習をしてるの」と答えました。すると、彼らは爆笑しました。「俺たち皆泳げるのに!」とか「泳ぐ練習してこなかったんだろうね」とか聞こえて、「ああ、彼らはママみたいになっている先生を笑ってるんじゃなくて泳げない私を笑っているんだ」と理解しました。私は最後までプールに残って練習をしていたので6時間目の家庭科に遅刻しかけました。教科書を見ることに集中し、さっき笑われたことを忘れようとしましたが視界が涙で歪んでいき、黙って泣かないようにしていました。 帰宅してそのことを母に話すと「なんでその場で先生に言わなかったの?」と言われたので「泣きそうだったし次の授業に遅刻しそうだったから」と返せば、連絡帳に「水泳の時間に6年生に笑われたのが嫌だったそうです。」と書きました。翌朝にそれを提出すると担任はどこかへ行き、すると「おい!昨日の体育で〇〇のこと笑ったやつとっとと出てこっち来い!!」と隣の教室(6年生の教室)から6年生の担任の怒鳴り声が聞こえてきました。そして朝の会が始まる前。戻ってきた担任に「〇〇さん、ちょっと生活準備室へ来てください」と言われました。 そこへ入ると私は息を呑みました。なぜなら、そこには沢山の6年生が俯いたまま立って円を作っていたからです。私は8人くらいに笑われたと思っていたのに、実際生活準備室にいたのは、学年のほぼ全員でした。円の中心に立たされた私が「泳げない私はそんなに面白かったんだ」というショックを受けていると、6年生の担任は「はい!皆一人一人謝れ」と言いました。1人1人がぼそっと「笑ってゴメンナサイ」と言いました。私は「イイデスヨ…」と言っていきました。すると6年生の担任は「あのね、誰だって苦手なものはあるの!実際泳げない子だっているの!本人は一生懸命やってるんだから、馬鹿にするんじゃなくて、応援するのが普通でしょう!二度とやんなよ」と強く言ってました。「はい…」と言った先輩たちは次々に教室に戻りました。 私はそこであの縄跳びの出来事を思い出し「私は二重跳びの練習に付き合って、できるようになるまで応援するのが一番の正解だったのか?」とか、帰る彼らの後ろ姿を見送りながら「なんか相当大事にしてしまったなあ」と思っていると、彼らの担任は言いました。「先生が勝手に始めたことだ、いろいろと考えてやれなくて、先生も本当に申し訳なかった。」と。私が、いやいや寧ろ感謝していますと思っていると「ただ、嫌なことがあったら日をまたがずにすぐ言うんだぞ」と言われました。 ★小学6年生 …そんな先生がまさか担任になるとは思っていませんでした。私は水泳の時を思い出して「優しい先生が担任でよかった」と感じていました。しかしその思いは学力診断テストの結果発表の日に崩れ去るのです。 先生は、「はい、学力診断テストで上位10人を発表します。」と言いました。発表後「それ以降の順位の生徒で何位か知りたい場合、もしくは自分がどの教科で何点とったかを知りたい場合は先生の机に並んでね、こっそり個人成績表みせるから」と言いました。 私は黒板係だったので黒板を消していました。たまたま先生の机付近で黒板を消していたら先生に「何勝手に覗いてるんだよ!あっち行け、しっしっ」と言われました。私は舌打ちとか荻野が好きとか、どうしてこうも決めつけられるのかと思い、もう悲しさが込み上げてきて、泣きながらまた母に報告しました。その日の放課後、たまたま忘れ物を取りに学校へ行き、ついでに母がそのことを担任に言いました。すると担任は私を呼んで全力で謝り、抱擁しました。 しかしこれで終わりではありませんでした。私はまた疑われたのです。卒業間近であったある日の放課後、健太は「けんバカ 〇〇ー」と言う落書きを校庭で見つけました。次の日、私が来た瞬間「お前健太の悪口書いたろ」とイジメンジャーを中心に言われました。勿論、勿論やってません!私は学校から遠めの所に住んでいるし、放課後遊ぶ約束などしないのです。「〇〇ー(私の名前に似たような感じ)」と書いてあるのが証拠だと言われましたが、そんなに分かりやすく犯人の名前を書く人がいるのでしょうか? ここまで読んでくださりありがとうございます^_^ 【私が体験してきたこと 学校編③】で一旦終了します。
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