よく、人の持っているものが羨ましくて堪らなくなる。
それは、性格だったり才能だったり、個性だったり環境だったり様々で。
一度でも羨ましいと感じると、それが心の中で痼となって、じくじくと己を蝕んでいく。
「努力もしていないくせに他人を羨むな」と、脳が言っている。
その声を聞く度に、人を羨んでばかりで何もしていない自分自身に失望してしまう。
羨望は、枷だ。嫉妬は、罪だ。
こんな気持ちを抱えながら、友人たちと一緒にいると、おかしくなりそうになる。
大好き。羨ましい。どうして。欲しい。
身体中を掻き回されるようで、苦しくなってしまう。
今日もまた、自分を呪って眠りにつく。