自分がストレスとか苦難を乗り超えるとき
いや乗り超えたと言うのかは分からないけど
自分は手放すことしか知らないから
殴られて嫌なら、その嫌の感情を手放す
家族や友人に不満があればすぐ手放す
問題そのものに向き合うことから逃げてきて
どうしても逃げれないときは捨てていった
そうすることで何とかなった気になっていた
いざ振り返るともう手放すものもなくなってきた
今自分にあるのは死への恐怖と
生きていることへの罪悪感だけだ
もう別れたけど愛してくれた恋人の想いまでも
たった一人、愛してくれた人でさえも
もう手放そうとしている。
そのくせ新たな何かを掴もうともしない
そろそろ手放すものがなくなってきたな
あとはこの穢れた身くらいなのかな
逆にそういう倫理観の無い人間として
悪役として生きる人生も悪くないのかな
そしたら少しは楽に生きられるのかな
罪悪感すらも感じないくらいに狂ってしまえば
気は楽に、さほど苦しまずに生きられるのかな