自分を蔑ろにされていると感じやすい
例えばちょっと相手がスマホを見たとか、私のほうを向かずに生返事をしたとか、それだけのことだと分かっているのに、私のことをどうでもいいと思っているのだと感じて不安になり、酷く傷付く。傷付いたときの感情のコントロールも難しい。本音を伝えようとすると涙が溢れて言葉が乱暴で乱雑になる。相手を傷付けている自覚があり、自分のことが大嫌い。
5歳の頃、母の精神疾患により父子家庭になった。新しい住まいの父の実家では、アルコール依存症の祖父と、その世話にかかりきりの祖母、そして仕事に明け暮れる父しか大人がいなかった。妹2人の保育園の準備や食事入浴寝かしつけは、長女の私の仕事だった。そんな私を周りの大人は褒めてくれるから頑張れた。
今、私を認めて褒めてくれる存在がないと頑張ることが出来ない自分がいる。私の存在を認めてくれているのか常に不安で確認してしまう。少しでも不安になると、涙が出てしまう。親しい人との関わりが苦しい。傷付けてしまう。大切な人こそ、傷付けてしまう。