線維筋痛症を患い、痛みや二次障害を抱えながら看護学校に通い、オンラインで医療事務にも従事され、頑張ってこられたのですね。それだけの痛みを抱えながら再度、看護学校に再チャレンジしたいほどの意欲があるのにも関わらず、周りの方、それも10名以上の方に反対をされてしまったのですね。実は私は大学病院の心療内科で、難治例の線維筋痛症や慢性疼痛の患者さまの入院治療にも携わっており、ゆめみたいさんのように引きちぎれそうな痛みや痺れを抱えて、それによる日々の生活への影響で苦しんでいらっしゃるのを日々目の当たりにしており、お痛みお察しいたします。

一般的にはあまり知られていないこともあり、これだけの痛みがあるのにも関わらず、一般的な検査ではわかりにくいため、周囲や医療者からその辛さを理解してもらえずに苦しい思いをしていらっしゃる方も少なくありません。ゆめみたいさんがおっしゃる通り「原因不明」と言われている方も多いですよね。しかし、「原因不明」というのは、原因がない、とかそうなるはずがないのではなく、その痛みの原因は身体的な要因だけでなく、多くの心理的な要因が背景にあると言われています。 そして、多くの患者さんとゆめみたいさんに共通しているのは、実はこれだけ体が疲弊しているのにも関わらず、もっと！さらに！何がなんでも！頑張ろうとさらにご自分を追い込んでしまうところなのです。その頑張りは、そんじょそこらの人にはできない「無理ゲー」に挑んでいる感じで、私は「頑張り屋さんニッポン代表💪」と呼ばせていただいています😆　 10名以上の方に受験を反対された・・・とのことですが、ゆめみたいさんの夢を否定しているのではなく、夢に向かうためには、まずは今のご自身の体を優先して欲しいということなのかもしれませんね。

投稿からも頑張り屋さんな様子が伝わってきますが、線維筋痛症の治療で大切なのは自分を労わるために、正々堂々と休息を取ることなのです。のんびりすることが苦手な方が多いのですが、ゆめみたいさんは何もしないでゆっくりすることはできますか？ 全てを失った〜とはありますが、失ったと思うと、何かを取り戻さねばと頑張ってしまいますが、実は心と体が休息を求めているのです。 痛みがこれ以上の無理をしないように必死にブレーキをかけようとしてくれているのです。 線維筋痛症の患者さんは、時に自分の今の体力以上にあれこれ頑張ってしまう傾向がありますが、これを「過活動」と言います。実は、「無理」と「努力」を見極めることと、どこまでが適切な範囲の頑張りで、どこからが無理の領域に入っているのかを知ることがとても大切なのです。 活動することのメリットは、忙しくすることで、体の痛みから注意を逸すことができます。そして体の痛みだけではなく、心の声に気づかないふりができます。じーっと静かにしていると、体の痛みと共に、これまで見て見ぬ振りをしている心の声、本当の気持ちが湧いてくる可能性があり、それが時に過去の辛い経験や気持ちを思い出すことになる可能性もあるのですよね。なのでつい日常を活動で埋め尽くしてしまうのですが、その反動でさらにぐったりしてしまい、動けなくなってしまいます。なので、まずはゆっくり休む練習をしてみてください。

（おわりに） まずは、ゆめみたいさんが、線維筋痛症を発症するほどの努力をしてきた人だということをお伝えしたいと思います。自分ではその自覚がないかもしれませんが、そんじょそこらのことじゃ線維筋痛症になれませんので😆、何か無理をするまでの頑張りがあったことはおそらく間違いはないでしょう。「よくここまで生きることを諦めずに頑張ってきたね」と私からもお伝えしたいですし、ご自分にもこの言葉をどうぞ伝えてねぎらってあげてください。 どうか心と体の本音を大切にしてあげてくださいね。