疎遠になった友人がいて、最近その人をよく知る人と同じ職場になった。話好きな職場の人は、世間話としてその人の話をしてくる。今は疎遠のため、友人だったということを言えずにいること、話を聞く限り、その友人が今の私より幸せそうな環境にいることから、モヤモヤを感じていらっしゃる。ご自身としては、できれば心に波風立てずに過ごしたい。どうすればいいか、というお悩みですね。

疎遠になった友人の最近の様子が耳に入り、モヤモヤした気持ちでいっぱいになってしまうこと、素直に表現してくださってありがとうございます。「もう私には関係ないこと」と思っているのに、耳に入ってきてしまう。その人が友人であったことを言えずにいる。心に波風が立って、なんとも言えない複雑な感情かもしれません。それも人間の自然な感情ですし、人はみなそういった感情で、自分を守っているのですよね。そんな中で、ご自身の感情をとても客観的に分析されていらっしゃいます。その感情から抜け出すため、手放すために、とても大切なことだと思います。

もういろいろやっていらっしゃるかもしれませんが、ご自身の心を大事にするために、どうすればいいかをいくつか考えてみましょう。 その話が出てきたら。 １．今はどんな気分かな？と自分に問いかけてみましょう。 あ、その話が始まった。そんな時は、今の自分を少し客観的に見てみましょう。ざわざわする日、ちょっと悲しい気持ち、イヤだなと思う時。いつも同じ気持ちではないかもしれませんね。耳には入ってきてしまうかもしれませんが、心の中で、今どんな気持ちなのか観察してみましょう。 ２．席を外す、立ち去る 話が耳に入ってくると、感情がものすごくたかぶってしまったり、耐えられない時、可能なら自然な形で席を外したり、「お手洗いに行くね」といってその場を立ち去るのもいいと思います。無理する必要はありません。その場やその話から離れて、深呼吸をしたり、いつものご自身に戻ることを意識しましょう。 ３．自分にとってよくない感情を一旦受け止める 観察して浮かんでくる感情に対して、「ざわざわするね」「その話を聞くと悲しくなるね」など、ご自身の今の気持ちに寄り添ってみましょう。泣いていたり、困っている大切な人に寄り添う気持ちで、「そうなんだね」「今そんな気持ちなんだよね」と受け止めてみましょう。少し落ち着いてくるのではないでしょうか。この時、否定的な言葉やダメ出しなどの言葉は使わない方がよいです。一番大切なのはご自身の気持ちです。その気持ちをそのまま受け容れましょう。寄り添うことで出てくる言葉に耳を傾け、受け止めましょう。 ４．どうしたい？と聞いてみる。 ３までで精一杯の時は、それでいいと思います。少し余裕のある時や、もう少しなんとかしたいと思う時は、どうしたいか、ご自身に聞いてみましょう。 今日は、黙ってきておこう。今日は少しうなづいてきいてみようかな、など、ちょっとゆる〜い感じで、何か試してみたりしましょう。あくまで世間話と思って、ご自身の中で深刻になりすぎずに、ゆるく、優しく試してみてださい。 ５．家に帰ってから、どうしてもその話が繰り返し思い出されたり、浮かんできてしまう時。 紙に思いのたけを書き出しましょう。誰にも見せないものですから、今の気持ち、黒い気持ちなんかも書き出して、ビリビリに破って捨ててしまいましょう。そうやって自分の気持ちを捨てていく感じです。気分が少し上がったら、寝てしまう、他の好きなことをするなどしましょう。 まとめ あくまで、職場の方のおしゃべり、世間話だと思ってみてください。その話でぽぽるんさんの心が乱れてしまうなら、ぽぽるんさんの心を守りましょう。もう、終わったこと、今、必要がないことなら、浮かんでくる思いは受け止めつつ、（それはご自身の心を守ろうとしていて、悪いものではありませんのでご自身を責めたりしないでくださいね）、自分から離していきましょう。少しずつご自身の気持ちの変化に気づくかもしれません。怒りが込み上げたり、相手にぶつけたくなったりしたら、その場を離れて、後で書き出して、自分の外へ出して、捨てていきましょう。

ご自身の心を一番大切にしてくださいね。 心が少しでも軽くなれば幸いです。 どんな自分であっても、ご自身のありのままを愛することで世界は変わります。 勇気を持って、ほんの少しでも一歩踏み出してみてください。 いつでも心から応援しています。 愛と感謝。