お話の詳細
対人関係
匿名さん
1年前
褒められても素直に受け取れない
私は人から褒められても「それは無い」「お世辞でしょ」という風に考えてしまいます。 「褒められたら素直に受け取るべき」とよく言われますが、どうしても否定か疑いをかけてしまいます。 せっかく人が褒めてくれてるのに疑ったり否定してしまうのは申し訳なく思うのですがどうも受け取ることができません。 他人を信用出来ていないんでしょうか。 確かにいじめを受けた過去があります。 バイ菌扱いされて先生にも「あなたが悪い」と言われて苦しかったです。 でも中学で良い先生に恵まれてからいじめは消えました。 自分も少し変わるきっかけになったような気もします。 私はまだそれを引き摺っているのでしょうか。 それとも家の問題でしょうか。 家族の粗探しのようでなんですが私は 母:アスペルガー症候群 父:普段は温厚だが怒りっぽい一面がある。 姉:精神疾患があり、だいぶ改善されたがまだ不安定なところがある 弟:注意欠如多動症 祖母:良くも悪くも素直にものを言う人 という環境にいます。 正直自分がわかりません。 自分の心がよく分かりません。 人間不信?自己肯定感の低さ?その両方? 家庭環境?それともまた別の何か? 素直に褒めを受け取れないことで落ち込む自分もいます。 どうにかしたいとは思いますが何をしたらいいかも分かりません。 宙ぶらりんのような感覚です。 上手くまとまらなくて分かりづらいかもですがどうにかなるものでしょうか。 何か変われるいい方法はあるのでしょうか。
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専門家プロフィール
もぬき たかこ さんの専門コメント
1年前
褒められても素直に受け入れられない、そんな心の「不協和音」に居場所を作ってあげるだけでもいいのです〜「宙ぶらりん」で大丈夫👍
#自己肯定感 #自己信頼感 #人間関係 #家族関係 #不安 #自信
匿名さん、こんにちは。心理士のもぬきたかこと申します。本来のご自分らしさを思いだせますよう~心と体の本音を大切に、自分に親切で優しい生き方を見つけるために陰ながらサポートをさせていただいております。
[今回の悩み]
誰かに褒められても素直に受け止められない〜ことで申し訳ない気持ちになりながらも「それは無い」と思ってしまう匿名さん。他人を信用できないのかな?過去のいじめのせいかな?生い立ちのせいかな?それでも「どうにかしたい」と何かを変えようと模索され始めている想いが伝わってきたのでメッセージさせていただこうと思いました😍
[悩みの原因・分析]
いじめられているだけでなく、その上「あなたが悪い」と先生に言われるという辛い経験がありながらも、中学の先生との出会いでいじめがなくなり、変わるきっかけとなったのですね〜✨この文章だけでも、匿名さんが決して他人を信用していないのではない事は伝わってきますよ。褒められることを受け入れられないのは、あなたが素直でないから、ではなく、 褒められた時に心が緩むのが怖い、あるいは、心を閉じておくことの方がご自身にとって「安心」と感じる何かがあるのかもしれません。 想像してみてください。犬が心を許した時、コロンと仰向けになってお腹を見せてるあの感じ。褒められたり、可愛がられたりすると心が緩みます。緩むということは無防備になることなのです。「ふわ〜」っと心が和らいでいる時は、体も力が抜けていますよね。 いじめられたり、怒られたりを繰り返していると、心と体を固く緊張させることで身を守ることが癖になってしまいます。ところが、褒められて「わ〜い」「ありがとう」となった時は、そのガードが自然に緩んでしまうのです。歯を食いしばりながら「ありがとう」ってなかなか言えませんよね😆 試しに褒められた時を思い出して「それは無い」と自分に言い聞かせた時と、「わぁ〜ありがとう」って言った時、体にどんな感覚の変化があるでしょうか?もしかしたら「それは無い」とキュッと体を引き締めておいた方が安心するのかもしれません。「わぁ〜ありがとう」だと力が抜けそうで違和感があるとか? 私たち人間や動物は身の安全を守ることを本能的に優先します。十分な安心を感じられるようになって初めて人と繋がることができます。もしかしたら匿名さんもかつては素直に喜んでいた時代があったかもしれませんが、ご自分が予期せぬタイミングで、例えばのびのび楽しく振る舞っている時に、理由がわからず叱られたり、いじめられたりすることで緊張しやすくなってしまっているのかもしれません。それにより「褒められたって、心を緩めんぞ!この緊張を解いたらまた嫌なことが起きるかもしれない」という心の防衛システムが働くようになっている可能性はありますよね。 このような防衛装置は、通常は意識されることなく反射的に発動してしまうのです。匿名さんのように素直に喜べたら〜と思っているのに、体や心が受け入れないという不協和音が起きてしまうのです。沸騰したやかんに手を触れた時は即座に「熱っ!」と手を引っ込めるのと同じようなスピードで起こります。やかんに手を添えたまま「このまま触っていたら危ないぞ、火傷するけど、どうする?手を引っ込める?」なんて心のなかで会話は起きませんよね。
[やってみましょう!]
では、どうしたら良いでしょうか?ということですが、匿名さんの場合は「やかん」に手を触れている状態とは違うので、この瞬発的に反応してしまうのを「待つ」、心の声に耳を傾けるという練習をします。実は匿名さんが「宙ぶらりん」な感じを捉えていらっしゃるのは素晴らしいことなのです。 ① 想いと行動の不協和音に気づく まずは「褒められたことを喜びたいのに、思っていることと、行動が噛み合わないなあ」とそのズレに気づいていることが大切です。 ② その不協和音と共にとどまってみる その不協和音の背景には前述のような理由(安心感のなさ。心を閉じることで身を守ることを学んできた。)があるので、その不協和音が生じてしまう自分を責めたり、罪悪感を抱くのではなく「そっか〜素直に受け入れると、無防備な感じがして怖いのかな?まだ安心に感じられない?」と訊いてみる。反射的に「それは無い」「それはお世辞」という言葉が先に出てくるかもしれません。そうしたら「『それは無い』って言い聞かせながら自分を守ってるんだよね〜。」と言ってあげてもいいかもしれません。 ③ その上で「今、心の中にある本当の気持ちは?」と訊いてみる 褒められるに値しないのではないか〜という自信のなさ、かもしれない。 もしそうであれば「あ〜まだ自分を信じられていないんだな〜」 それでいいのです。 答えを導き出すことより、自分の心と対話を繰り返していくことに意味があるのです。
(おわりに) そこにある自分の気持ちがわからなければ「なかなか自分の心ってわからないもんだな〜」「宙ぶらりんになっちゃうね〜」でもいいんですよ。そのままの自分を大切にするだけでいいのです。こうやってメッセージくださっている時点で匿名さんは、自分の心と対話をすでに開始していらっしゃる証拠です。それは、自分の人生を大切に生きたい、という想いの表れですから。もう変化は始まっていると思います。そんな自分を信頼してあげてくださいね。陰ながら応援しています💝