日々劣等感
私は養護教諭を目指している大学1年生です。養護教諭を目指すことになった具体的なきっかけは特にありませんが、自分の感受性の高さを上手く活用出来るのではないかと思い目指し始めました。
私の入学した大学は、養護教諭として働く先輩方が多くいらっしゃいます。実績が良いと評判で、教授も学生も熱心な人が多いのですが、環境が良いが故に日々劣等感を感じてしまいます。
親戚に養教の方がいる子や、通信制高校出身で養教と深い関わりがあった子など、みんな夢を追う理由がしっかりあります。
私は子どもが好きな訳でもないし、保健室に通った経験もない。"なりたい"という気持ちよりも、"なれたらいいな"というフワフワした憧れだけで、ここまで来てしまいました。
大学の授業を受けてみて養教について知る度に、私も養教になりたいという思いは強くなりましたが、こんなに重要な役割が私に務まるのだろうか、と感じています。自分の感受性の高さから、生徒の悩みに共感しすぎて自分が先にダウンするのではないかと思うこともあります。
また、養教は狭き門のため、正規で働けるまで何年かかるか分かりません。教員採用試験に落ちても1年契約で講師として働くことができますが、私は何事も「向いてない」と言い聞かせて諦めてしまいがちなので、講師の状態で何年も頑張れる自信が無いです。
私が苦労して養教になれたとしても役に立てないのではないか。病気も経験していない私に相談したい子どもは居ないのではないか。だったら向いている人が養教になれば皆幸せなんじゃない?と思います。
親に 受験料、入学金、授業料等々…払ってもらって通えているので、絶対に卒業はします。でも、辛い。周りの子が活き活きとしているだけで、自分が惨めに思えてきます。頑張るつもりで入学したけど、頑張っていいのかさえ分かりません。どうして皆は自分の意志や、興味のあることが揺らがずにハッキリ持てるのか、私には不思議で仕方ないです。
学校にも行きたくない。消えてしまいたい。こんな気持ちのまま養教を目指すことに不安を感じています。私はどうすればいいのか、なにも分かりません。