自分の気持ちが解らない。
小学校中学年の頃から手の指の皮を噛んだり毟ったりしてしまう癖があります。(ネットでは「皮膚むしり症」とありました。)
周りに同じ人がいなくて...心配してくれる優しい周囲の人には「ささくれを引っ張っちゃった」と言ってよくある共感ネタにしたり絆創膏を巻いてただの外傷ということにしたりしてしまいます。後ろめたいのに気づいたらまた繰り返してしまいます。
原因はストレスだとネットに書いてありました。でも自分ではよく解らないです。怒りも悲しみも感じていないのに気づくと親指の爪の横の皮がめくれて無くなっています。
子供の頃から私は「良い子」だったような気がします。虚弱体質なのに好奇心旺盛で喧嘩早く、いじめをうけていた兄。彼の傍にいた私は大人しくて手のかからない子だったでしょう。
兄と喧嘩した時だけ私は泣いて親に甘えることができました。それ以外では無理でした。学校で上手くいかない兄は両親にとって心配で不安な対象で、友達もいて勉強も人並みにはできた私は安心の対象だったでしょう。普通のことで褒められるもんですから嬉しくて更に良い子になろうとしました。嫌なことがあったらトイレや布団の中で泣き、上げられる勉強や仕事のハードルには神経も睡眠時間もすり減らしながら答えてきました。
両親も兄も大好きだから平気で完璧な自分だけを見てほしい、外では優等生でありたいと常々思っています。自分の心と毟られた指の皮、一体どっちが自分の気持ちなんでしょう。