反抗期は悪いこと
先日、彼氏に言われたことです。
「○○って反抗期無かったでしょ。
怒り慣れてないし、怒られ慣れてない。
自分の感情誰かにぶつけたことある?」
私の家庭では両親は凄く仲良くて、喧嘩している所は見たことがありません。普通の家族ですが、1番上の姉だけは違いました。
独裁的で横暴で繊細で、一度だけストレスが重なって精神疾患を患ったことがあります。
姉の味方でいてあげられたら良かったのですが、どうしても心では軽蔑している自分がいました。
私にとって1番上の姉は悪です。
かなりの頻度で祖母からお小遣いを貰おうとしていたり、門限を全く守らなかったり、マナーが悪かったり。
当時小学校低学年だった私には父が姉を怒鳴って突き飛ばす姿や、母が部屋で隠れて泣いている姿がショックが大きかったです。
母が呟いた「私の育て方が間違っていたのかな」という言葉が忘れられません。
また、姉妹に対しても言動が特殊でした。
毎晩寝る前に姉が指定した本の2〜3Pを、姉の前で暗唱して合格を貰わないとベッドに入れないというルールがありました。私物が勝手に借りられていて、壊れるまで使用されて帰ってくることもザラにありました。そして週に2.3回は姉の性欲を解消するために私と2番目の姉が使われたこともあります。そんなことが小学校いっぱい続きました。
2番目の姉と私は、これ以上両親に負担をかけないように暮らそうと協力して生活しています。
お金や学力、生活態度など2人でとても気を配りました。
そんな生活をしていたせいか、姉がしていた周りを困らせることが絶対に悪いことであると錯覚するようになりました。
誰かに反抗すること、家族にお金を強請ること、他人を傷つけること、何かを強要すること。
これらにとても敏感になり、2番目の姉と私は他人の顔を伺うことが日常になってしまいました。
常に顔色を伺う、謝り癖、怒りに対する恐怖心や拒絶。
彼氏は反抗期があることで、他人との正しい距離を測れるし、怒ることで自分の意思を相手に伝えられる貴重な機会だと言っていました。
私には喜怒哀楽の怒が抜けていると。
人生における大事な成長期を失ってしまった私と2番目の姉は、人として欠けてしまっているんだなと思うようになりました。
そんな私に嫌なところはたくさん怒って欲しい、不満や不安は全部伝えてほしいと彼氏は言ってくれました。
今ではよく笑ってよく泣いてよく怒る子だと言われるようになりましたが、やっぱり怒りを彼氏以外に露わにするのが難しいです。
大学生になった今でも、怒りを顕にしている場面が苦手だったり悩みを相談するのが苦手です。
優しいんだねと言われますが、意思を押し殺すのもかなり辛いです。大学で部活に入ったり今後社会に出た時に、怒りに対する耐性が無いとやっぱり厳しいと思います。
ストレスを溜め込んで壊れてしまうかもしれない不安でいっぱいになります。
最近はやる気が起きずらかったり、全部がどうでも良くなってしまうことが増えました。
もう心が疲れてしまいました。