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自由
匿名さん
1年前
誰にも言えない愚痴。 人生こんなはずじゃなかった。 結婚したかったよ、てゆかしたいよ。 恋愛もそうだよ。「彼が」「彼氏が」とか使ってみたかったよ。愚痴ったりのろけたりしてみたかったよ。 しかももう高齢出産の歳になったし。たとえ伴侶がいたとしても、子に悪いから産まないと決めたんだ。 だいたい、この、肥満で垂れ乳の体にはうんざりしてるし、怒ってるような顔、豚みたいな鼻も嫌い。メイクもスキンケアもまともにできない。若白髪は染めてるけどすぐ伸びてみぐさくなる。もう何年も、うつ病と闘うだけの毎日。お風呂、歯磨き、着替え、それすらできない。訪問看護で週に一回シャンプーしてもらえるのが救い。 こんな、美しさのかけらもない、メンタルぶっ壊れた醜く汚らしい生き物なんか、「付き合いたい」とか思ってもらえるわけがなく。だって私が男だったら、こんな自分を目の前にして、付き合いたいって思わないもの。家族になりたいなんて、きっと思わない。 ……それでも、死んでしまうのはやっぱりイヤだ死にたくないとすがって助かったあの日から、一日一日を生きてる。その日できることをやってる。自己肯定できるように考え方を新しくしてる。それは、彼氏を作るためなんかじゃない。うつ病に少しでも対処しやすくするため。一日のうち数分、数時間でも、穏やかな気持ちでいられるようになるため。そうして少しでも、生きる力を充電しやすくするため。 愛する人と手を取り合って人生を歩んでいく夢は、やっぱり捨てきれないよ。だって人間の本能だもの。 あるミニマリストが言ってた。 「この人となら、幸せになれる」ではなく、 「この人となら、どんな困難も乗り越えられる」 そう思える人をパートナーにするといいと。 目からうろこだった。価値観がガラリと変わった。結婚願望強すぎて苦しかったのが楽になった。 いつかそんな人と出会えたらいいな… そのころ私は少しは元気になっているかな。
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