お話の詳細
メンタルヘルス
コーヒー豆_レベル._アイコン.イドウスイ
2年前
時間以外の解決方法はなんですか?
私は学生時代から精神疾患を患い、10年以上闘病している20代後半の女性です。 複雑性PTSDと解離性障害を診断されています。 といってもこの診断名になったのは最近で、学生時代は統合失調症と適応障害と診断を受けていました。 5歳頃から両親の不仲(喧嘩) 学生時代のいじめ、性被害の場面、 父親の怒声など、フラッシュバックがいつも絶えません。 それとなく知人に相談してみると時間が解決するよと教えてくれました。 ですが小学生の時のいじめのフラッシュバックなど今でも鮮明だし、全く褪せていません。 主治医は時間で解決しないかもしれないと言っています。 じゃあ、私はどうやって過去のトラウマと折り合いを付けたらいいのでしょうか? 何をしたら、もっと生きやすくなれるでしょうか? もしよかったらご意見を下さい。 お願いします。
トラウマパニックストレス
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専門家プロフィール
もぬき たかこ さんの専門コメント
2年前
人生のハンドルを安心して握れるように、そして自分らしい生き方を選択できるようサポートしてくれるトラウマケアを
#トラウマケア #DV #性被害 #いじめ #面前DV #フラッシュバック 
こんにちは。心理士のもぬきたかこと申します。本来のご自分らしさを思い出せますよう〜心と体の本音を大切に、自分に親切で優しい生き方を見つけるために陰ながらサポートをさせていただいております。
[今回の悩み]
幼い頃から経験してきた家庭内のDV、いじめ、性被害といったことが今も鮮明にフラッシュバックとして再現されているとのこと、おそらくこうしてメッセージすることも辛い中、勇気を出してお伝えいただいてありがとうございます。この短い文章の後ろ側にある、心の奥に閉じ込めてきたことがたくさんあるからこそ、トラウマの影響が続いていらっしゃるのだと思います。
[悩みの原因・分析]
主治医の先生がいらっしゃるということは、通院を継続されているのだとは思いますが、 先生には「時間で解決できないかも」と言われ、知人の方からは「時が解決する」と言われ、 どのようにしたら良いのか困ってしまいますよね。 「折り合いをつける」というご発言から、そして既に10年以上付き合い続けていらっしゃるという点からもsuisu1suさんの中にある現状と付き合い続ける力も感じました。 「力」というのは、これだけの嫌なことを抱えながら生きていくことができているというsuisu1suさんの持つ「不安や不調を抱える力」であり、これは今後もsuisu1suさんをサポートする大きな強みになると思います。トラウマ反応が出るとそれに振り回されたり、コントロール不能な感覚があるかもしれませんが、ご自身には立派な逞しさを持っていらっしゃるということをまずはお伝えしたいと思いました😊
[やってみましょう!]
今回は、suisu1suさんは既に治療中ということもあり、主治医の先生のお考えもあるでしょうから私からは「時間が解決しない」という主治医の先生の意味について、もしかしてこういうことかな?と思ったことをコメントさせていただき、今後のケアに役立てていただければと思っています。 念の為、トラウマについて簡単にご説明させていただきますね。トラウマになるほどの体験というのは、その体験が生存を脅かすと思われるほど恐怖であった場合、体が命を守るために、その体験を「瞬間冷凍保存」し、心や脳の奥底に閉じ込めて、日常生活に支障が出ないように、意識に上ってこないように無意識という領域に閉じ込めるという作業を瞬間的に行ってくれるのです。その体験を感じないようにすることで、その人を目の前の恐怖体験から守ろうとする人間のメカニズムなのですね。 でも私たち人間は、心と体がお互いにつながり合った存在です。例えば、心が「悲しい」と感じると体が「涙」を流し、心が「楽しい」と感じると体では「笑顔」を表現することができますよね。しかし、緊急事態の時は、その機能をシャットダウンして、心と体を凍りつかせます。そして、危機的状況が過ぎた後は、脳や体は分離された心身を統合しようと、解凍作業が行われていきます。その解凍作業はしばしば「フラッシュバック」として、自分が望まないタイミング起きてしまい、再び心と体が振り回されるような、自分の体と心なのに自分に主導権がなくなってしまう感じになってしまうのです。 この不意打ちでやってくる解凍作業はとても辛いはずです。トラウマ治療というのは、解凍作業を「意図的」に行っていくことで、自分の心と体の主導権を取り戻していくのです。確かに時間が解決してくれるケースもありますが、suisu1suさんはもう10年も闘病されているということもあり、専門的なケアを受けるのがもしかしたら良いかもしれませんね。 この10年かけてsuisu1suさんの様子を見守ってきたことで主治医が「時間では解決しないかも」とおっしゃったということは、時間の経過を待つだけではなく、これからは積極的なトラウマ治療をしましょう、ということなのかもしれません。もしかしたら既にお尋ね済みかもしれませんが、時間が解決しないのであればどのようなご提案があるのか主治医に選択肢をお尋ねになってみてはいかがでしょうか?もしその先生のところで専門的なトラウマ治療が受けられないのであれば、トラウマ専門のセラピストのところに相談することもお勧めです。 主治医と相談できそうであればぜひお尋ねになってみてください。 そして、応急処置的ではありますが、フラッシュバックという解凍作業の竜巻に巻き込まれ、過去に引き戻されそうになった時は、「今、ここにいる場所は安心・安全なんだよ」と自分にサインを送ることが大切です。「今、ここ」を感じられる「持ちモノ」や「するコト」をいくつか持っておくと良いと思います。手に触れて安心する柔らかなハンドタオルを常備して、緊急事態の時にはそのタオルの感触を「今」感じる。あるいは何か眺めるとホッとする写真、あるいは「今」「ここ」に存在する呼吸や体の感覚に集中するのでも良いかもしれません。
色々な嫌な体験をしたり、その後も記憶の不意打ちに振り回されることで、あたかも自分には力がないよう感じてしまうこともありますが、どのような治療やケアを選択されても、大切なことはご自分の中に既に存在する力を思い出すこと、そしてご自分には選択肢があるということ、そしてご自分で生き方を選べる力を取り戻していくことなのです。 どうかsuisu1suさんにあったケアや心の安全基地、安心できる治療者との出会いがありますように〜。
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udon777
2年前
頼れる人と出会えたら変わるかもしれませんよね。 自分の価値観を覆してくれる人との出会い、あったらいいと私も思う毎日です。
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イドウスイ (投稿者)
2年前
@udon777 コメントありがとうございます。そうですね、安心出来る環境が必要ですよね。いつかお互いに素敵な人に巡り会えますように…🙏
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イドウスイ (投稿者)
2年前
@!f86ab2ca0954f9bf5a9 コメントありがとうございます。 大変な事を乗り越えてこられたのですね。 気づいてしまったら尚更辛いものもあるかもしれませんよね…。
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gucchie
2年前
20代後半です。私は数年前に適応障害と不安障害と診断されました。そこから対人関係療法(IPT)や認知行動療法(CBT)を受けてます。ストレスやトラウマと向き合うことをご無理なさらずに。
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イドウスイ (投稿者)
2年前
@gucchie ありがとうございます。 CBTは聞いたことがあったのですがIPTは知らなかったので1度調べてみようと思います☺️ gucchieさんもどうか無理はなさらずに…!