他の人の「言葉尻」や人と比較されるようなコメントに、「自分がなにかやらかしたのか」と思い、あれこれ考えはじめると「抜け出せなくなって」しまって落ち込んでしまうという心のループに苦しくなっておられるのですね。何とか笑ってやり過ごして乗り切っていらっしゃるというのも胸が痛みます。プラス思考ができればと思っても、今度は「胸や喉の奥がギュッとなる」という二重の苦しさが伝わってきました。おっしゃるとおり「無理矢理」ではないやり方で、emaru451さんが生きやすくなる方法を見つけたいですよね。

私たち人間には、命を守るためにストレスを感じとるための体のシステムがあり、外からの刺激（出来事、言動、態度）に加え、 私たちの内側に既にある要因（不調、悩み、考え方、過去の記憶）がコラボレーションすることで、 不快感・嫌悪感などの感じ方が変わるのです。 emaru451さんが、人から何かを言われたときに「自分がなにかやらかしたのか」と思ってしまうのは、 まさに内側の状態とコラボしている可能性がありますね。 分かりやすく言うと、例えば、既に身体に痛みやケガがあったら、 誰かがそこをポンと軽くタッチするだけでも、 ジンジン痺れたり、ヒリヒリしてしまいますよね。当然ですよね。 そして、そのことについてあれこれ考えてしまうのは、 その嫌なことが起きないようにと、体や心が総動員で身を守るために頑張るわけです。 さらに、そのようなネガティブに疲れ、今度はポジティブなろうとすると、 胸や喉まで痛くなるとのことですが、変わらなくちゃと思うと、心も体も緊張してしまうのです。 これも当然です。 emaru451さんの身に起きていることは、何一つおかしなことはありません。 私たち人間として、誰にでも起こりうる自然な反応なのですよ。

それではemaru451さんの場合、無理することなく、日々を過ごせるようになるにはどうしたらよいのでしょうか？ 他人と比較されたり、ふざけてでも「君は馬鹿だなあ」とか「お前」と言われて嬉しくないのは、当然です。 むしろ「ポジティブ」に捉えなくても大丈夫なのですよ。 言われて嬉しくないことは、嬉しくないと思っていいのです。 しかし、私が気になるのは、考えが止まらなくなるほど気になってしまうという点です。 それはemaru451さんの内側には、傷ついた心があるのかもしれません。 内側にあるどのようなものが、外の出来事（他者の発言）とコラボしているのでしょうか？ emaru451さんは「傷つきやすい」とおっしゃっていましたが、 「何かやらかした」という考えが湧いてしまう背景には、 どこか「私はOKではない」「私は間違っている」「ありのままの自分ではいけない」という考えや 自信が持てない理由があるのかもしれません。 そうすると、前述の「既にある体の痛みがさらに痛む」ように、何か出来事が起きると 既にあった考え「私はOKではない」が刺激されてしまうため、さらに辛く感じてしまいます。 さらに「ポジティブにならくちゃ」と思うと、今度は「私はOKではない」と思っている自分に対して、 ダブルでダメ出しをしてしまうことになるのす。まさにありのままの自分を閉じ込めようとするものですから、 自分の本当の気持ち（胸）や言いたいこと（喉・声）に蓋を閉めてしまうことで、 胸や喉が痛くなる・・・のかもしれません。 そこで、大切にしていただきたいのは、 まず、今、ここにいる「傷つきやすい自分」のままでいいのですよ～ということです。 自分に自信を持てない、自分をOKと思えなくてOKということなのです。 実はこれが究極のポジティブ思考なんです。 必ずしも物事を良い方向に捉えることが「ポジティブ思考」なのではなく、 嫌だな～、不快だな～と思う自分に「それは嫌だよね～」って 自分が感じていることをありのまま「うん、うん」って優しく 受け入れてあげるということもポジティブなのですよ～。 自分が望んでいるような「ポジティブ感」が得られなくても まずは、１ｍｍも変化、成長していないように思える、今、ここにいる 「傷つきやすい自分」に対しての接し方をポジティブにすることをお勧めします。 それは、今の自分に「ダメ出し」＝「ネガティブ」に接するのではなく、 接し方を「ポジティブ」＝「よしよし♡」してあげるのはいかがでしょう？

「そんな風に言われたら傷ついちゃうよね～」って、自分が感じていること「うん、うん」って肯定してあげて 「よし、よし」してあげるという「ポジティブ」ケアをぜひやってみてください。 無理矢理ではないポジティブ（＝いたわり、優しさ）をご褒美のように自分にしてあげてくださいね。