① 過去の振り返りをしよう!就労支援員の担当者さんや日常関わる信頼できる人にお願いして、自分の良いところや改善すべきところについて、過去から現在までの振り返りをしてみましょう!それができたら応募したい仕事に照らし合わせて、将来勤めたら自分の良いところを使って何ができそうかイメージして書き出してみましょう。
② 障害は特性と考えよう!・・・障害をオープンにして応募する場合とクローズで応募する場合で書類の書き方が違います。ここでは障害をオープンにした場合の応募書類についてアドバイスします。オープンで障害者雇用の求人に応募する際は、「障害者手帳」や障害の内容や状態を医師が診断した書類「医師の同意書」を提出します。これらの書類は応募した障害をお持ちの人が実際どのような仕事内容なら支障なく働けるのか確認するために使われます。それを立証するのが履歴書や職務経歴書に書く自己PRや志望動機です。応募書類を記載する前に、医師の診断内容を理解したうえで、応募した仕事に自分がどう対応できるのか考えてみましょう。出来そうなことは遠慮せず書くと良い印象がありますよ。障害者雇用をしている企業では障害をお持ちの人が無理なく仕事を続けることが出来そうか?会社で働く社員との関わりに支障がないか?など働く環境に配慮する必要があります。だから医師の診断と本人の自覚に食い違いが無いことが大事です。無理そうな仕事内容をできると言って無理に応募すると、採用になっても仕事ができずに苦しんだり、症状が出ていることを隠して仕事を続け、社員との関係や仕事内容に支障をきたしたりします。採用試験の段階で正直に普段の症状や今後の仕事を想定した希望する配慮を伝えていれば、会社はそれを理解したうえで出来ることからやらせてくれます。出来ないことを応募の段階ではっきり伝えておけば双方にとって良い結果が待っています。今は心身障害者、ひとり親、高齢者、外国人、LGBTQなど働く人たちが抱えているいろいろな課題を「特性」と考え対応するのが当たり前の時代です。障害を認めて堂々と応募しましょう!
③ できることよりやりたいことを伝えよう!・・・障害を素直に受け入れているうえで、さらに会社に貢献したいという気持ちを志望動機や自己PRに盛り込むと評価が上がります。医師が働くことを認めているということは障害者の就職活動においてとても大事な要件です。過去に人間関係などの精神的苦痛で前職を辞めている場合も正直に伝え、今は以前と異なり改善傾向にあることや仕事をしながら改善を目指したい前向きな気持ちを伝えましょう。
④ きれいな書類作成を目指そう!・・・事務職の場合、丁寧さや速さ、正確さなど仕事で使うスキルを応募書類で確認するので、読み易さや丁寧さ誤字や脱字を無くすことを意識して書類を作成しましょう!きれいな書類を提出すると採用する会社に応募者の気持ちがしっかり伝わりますよ。