お話の詳細
自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.yurumu27
2年前
精神を壊してから、「他者から尊重されるようになりたい」と考えるようになった。そのためのテクニックを調べていくと、「他者に寄り添う」なんてことは必要ないんだなぁ、と感じる。本来は、人間関係を円滑にするために必要なはずだった。相手を心地よい気持ちにさせることで、自分にとっても心地よい居場所になるはずだった。「寄り添う気持ち」をまったく必要ない、と思うことはできなかった。でもきっと、わたしたちは過剰にやりすぎている。平和を求めるあまり、限度を超えてしまった。だからきっと「過剰適応」なんて言葉があるんだ。 優しい世界に住みたかった。そのために、人に優しくありたかった。いま、わたしは自分の心を守るために、冷たい防御を張っていく………。なぜだろう、「生きる意味がない世界だ」と思った。 そうね、わたしは「人に優しくない人間に生きる意味はない」という価値観を持っている。 でもね、わたしは人に対して冷たくなっていくよ。そのことをわたしに約束したいな。 わたしは「優しい世界」を諦めなければならないのだろうか。その先に、わたしは生きがいを見つけられるのかな………
共感 9個, コメント 0個