夢が潰えた
県がメンタルフレンドという制度をやってる事を知った。学校に行けない子や気を病んでいる子と交流するボランティアだ。30歳未満ならなれるらしい。
初めて「これになりたい」と思えたものだった。今まで進学する時も、就職する時も「なりたい」とは思わなかった。でもメンタルフレンドの存在を知った時、なりたいと思った。
でもなれなかった。20代後半の私は、小さい子の親世代に該当するからフレンドには適さないと言われた。この貧困気味の日本で、どれだけの人が20代で結婚し、子を成しているだろうか。わざわざ電話するほど熱意がある私を蹴るほどメンタルフレンド要員は充実しているのだろうか。私でもフレンドになれる子はいるのではないだろうか。疑問は尽きないが、諦めるしかない…。