根本的な愛情への欠乏感
生まれてすぐ、人工保育器に入れられた。
この時既に肉親の温もりに距離が生まれたのだと思う。
幼少期を思い返すと、学校・家庭で心細い思いをしていた。心がずっと肌寒かった。
誰かわたしを愛してください。
無条件に可愛がってください。
いつまでも温かく包んでいてください。
願いとは裏腹に、わたしの渇いた皮膚は外と内をきっぱり分ける。
独りぼっち。さみしい。
さむかったね
こわかったね
かなしかったね
もう大丈夫 安心して
愛してるよ
....残念ながらそんな言葉をかけてくれる他人は存在しない。
純粋無垢な子どもだったならまだ叶った願いかもしれないが、わたしは大人になり、醜くなった。
どうしたらいいかわかりません。
叶うなら、愛し愛され、溶融したい。