毎日憂鬱で、死にたいとも思っているのですね。でも、日常生活は問題なくこなせており、友達と遊んだりする時は楽しいとも感じるため、うつ病なのかどうか悩んでいるようです。

うつ病とはなんでしょう。 病院では医者が患者のうつ症状が学会の基準に合っているかを確認し、様々な心理検査を経てこそうつ病と診断されます。 しかし多くの人が、憂鬱感が続くからといって、自らが「うつ病」ではないかと自己診断をするでしょう。 ここ、マインドカフェでもたくさんの方々がうつ症状で悩んでいたり、自らが「うつ病」ではないかと自己判断したと投稿してくれます。しかし、実は感情的に憂鬱を感じるだけではうつ病だと診断されることはありません。むしろ、憂鬱を感じていない人がうつ病と診断されることもあります。 つまり、自己判断ではうつ病かどうかを正確に診断することが難しいでしょう。 以下はアメリカ精神医学協会(APA)によって定められた「DSM-5」で提示している主なうつ病の診断基準です。 「診断基準」 以下の9つの症状のうち、5つ以上の症状がほぼ毎日連続して直近２週間以上存在し、以前の機能から変化を起こしている。 5つの症状のうち少なくとも1つは、抑うつ気分(1)か、興味や喜びの喪失(2)である。（ただし、他の医学的な疾患や明らかに身体疾患による症状は含まない） （1） 主観的な判断 （例えば、悲しみまたは、空虚感を感じる） か、他者の観察 （例えば、最近涙もろくなった） によって示される、ほとんど1日中、ほとんど毎日の抑うつ気分 （2） ほとんど１日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味、喜びの著しい減退 （その人の言明、または観察によって示される）。 （3） 食事療法中ではないのに、著しい体重減少、あるいは体重増加 （例えば、１ヶ月に５％以上の体重変化）、またはほとんど毎日の、食欲の減退または増加。 （4） ほとんど毎日の不眠または過眠。 （5） ほとんど毎日の精神運動性の焦燥または制止 （ただ単に落ち着きがないとか、のろくなったという主観的感覚ではなく、他者によって観察可能なもの）。 （6） ほとんど毎日の疲労感、または気力の減退 （7） 無価値観、または過剰あるいは不適切な罪責感 （妄想的であることもある） がほとんど毎日存在（単に自分をとがめる気持ちや、病気になったことに対する罪の意識ではない）。 （8） 思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日存在 （その人自身の言明、あるいは他者による観察による）。 （9） 死についての反復思考 （死の恐怖だけではない）、特別な計画はない反復的な自殺念慮、自殺企図、または自殺するためのはっきりとした計画。

以上の項目のうち、kanaさんはいくつ当てはまるでしょうか。 まず、kanaさんがどれくらい不便を感じているのか直近の二週間を振り返ってみましょう。万が一、うつを感じた頻度が低いと思ったら、人生でどんな目標を立てているのかなども考えてみると良いでしょう。 対人関係が大変ではないか。 私の将来に対する不安はないか。 無気力だったり疲労を感じた頻度はどれぐらいか。 これらをざっくり考えてみることで、kanaさんが憂鬱感に慣れていることに気づくかもしれませんし、自分に対する理解をもう少し深めたいと思うようになるかもしれません。

憂鬱感に慣れていると感じた場合は、近くの精神科に足を運んでみましょう。うつ病か心配になった時は自らの判断よりは専門家や医者と相談することが一番です。 万が一うつ病ではないと診断されたとしても、現在kanaさんが感じているストレスや様々な感情の原因についてもより詳しくわかることができ、自分自身を理解する時に役立ちますよ。 一人ではなく、カウンセラーや医者などの専門家と一緒なら、きっと、kanaさんが現在経験している憂鬱感や、自傷行為、死にたいと思う感情などの原因に気づき、その解決策も見つかるでしょう。 是非一度、病院に足を運んでみてください。 また、あなたのこころにマモリメ( ˙▿˙ )が必要な時は、気軽にお越しください。 あなたの心、マモリメが守ります✧٩(˙ᴗ˙*)و✧