低用量ピルと希死念慮
結論から言うと、生理のときに死にたくなる人はピルを検討してほしい。私はPMDDだった。
PMDDは、PMSの症状が特に酷く、生活に支障をきたす状態をいう。ストレスがきっかけになることが多いそう。私も友人もそうだった。
私は中学のころはそれほどPMSは酷くなかったと思う。高校受験、国家試験、新社会人とストレスが重なっていくうちに、身体的にも精神的にも症状が強くなり、死にたい気持ちが強くなった。
不正出血も起きて、1ヶ月のうち3週間は多かれ少なかれ出血、気分も最悪、残り1週間だけが好調、という状態だった。
そんな状態が続いたころ、感情のコントロールもままならなくなってしまい、婦人科を受診した。
先生には困っている精神症状、身体症状を箇条書きにして渡した。
先生は、精神症状が強いから、それに効くタイプのピルを処方してくれた。
しばらく飲み続けて、革命だった。
精神が穏やかになって、死にたいと思うことが圧倒的に減った。
生理の重さは多少和らいだ程度だったけど、2〜3ヶ月に1回に減ったことで、圧倒的に快適になった。
男は常にこんな状態なのかと衝撃だった。
まだ死にたくなることはあるけど、セルフ認知療法して、無理だったら心療内科に頼って、なんとかやってこうと思えた。
死にたい原因が環境要因ではなく、生理が関わっているなら、すぐ婦人科に相談してみてほしい。ピルも漢方も薬もある。
心の乱れはあなたのせいではなくて、ホルモンのせいかもしれない。
環境要因であるならば、その原因からすぐに離れてほしい。
メンタルは1度壊すと回復に何倍も時間がかかるから、危険を感じたらすぐ逃げたほうがいい。
自戒を込めて。