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自由
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高校生になって、受験生になって、中学生の頃何故荒れてたかがやっと分かってきた気がするお話。私は自分の大切なものを常に目が届く位置に置いておきたくて、家族、好きな人、物、ぬいぐるみ、その他諸々を自分の周りに集めないと気が済まない。 些細なことで嫉妬し、悲しみ、自己嫌悪に走る自分は幼いと思う。しかもPMSや受験期でそれにブーストが掛かって制御不能になる。最近では寝不足が酷く、希死念慮にもブーストが掛かる。寝たらほんの少し和らぐ、都合のいい脳。 好きな人が自分以外の方ばかり見て、横にいても私を見てくれないことが辛かった。カミングアウトすれば突き放してくれると思いしても、親友のままでいたいと慈悲を与えられた。結果色々あって一人になった。高校三年生になってようやく、その子と仲直りする夢を見なくなった。やっとだった。別に割り切れたわけじゃない。今もその子が好きだった音楽、作品を見る度に思い出して嫌にはなる。けど、完全に過去にはなった。 私は同性も好きになるし、常に同性と一緒にいる分、好意はそちらに傾きやすい。だからこそもう二度と自分勝手に振り回すもんかと悶々として、劣情や友愛を超えた感情を抱く自分に嫌悪感を抱いて、今に至る。友達は友達だが、私も思春期な訳で、好きな人み〜んな彼氏彼氏彼氏彼女彼氏彼氏と幸せそうな顔をしているのを見るのは少し辛い。私は一生そんな惚気を言えないかもしれないのにと、子供産んで、親が喜ぶことも出来ないかもしれないのにと、焦りもしているのに。 親友も周りにいて欲しいんだと思う。実際居てくれている。けれどその先を願うことは出来ないし、受け入れられて親友のままで居ようと言われても、気持ち悪いと距離を置かれても、今のままでも、どうせ辛いもんは辛い。受験と寝不足ブーストで自己嫌悪が止まらない。その有り余る欲がカード収集に向いてしまってメルカリで高額な取引をするしないを考えまくる。 我ながらお子ちゃまだなと思う。 偶然良い人がいて、その人が同性愛者でもあって、両思いになれて、恋人になれて、そのさきが望めてなんて、異性同士であっても難しいというのに。くうう。
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